芸能人の不倫は昔から後を絶ちません。昨今も謝罪会見やら何やらで紙面やテレビを大変にぎわせております。
話題が大きかった東出昌大と唐田えりかも、最近は徐々にメディア露出が戻り始めてきたようです。
世の中から不倫が無くならない理由は、脈々と受け継がれてきた人間の遺伝子に原因があります。
単純に、不倫する遺伝子が不倫しない遺伝子よりも多く生き残ってきたということです。
なぜそのようなメカニズムが生まれてしまったのか、昔話をからめて説明していきます。
※追記
2020年12月3日、多目的トイレでの行為と不倫に関してアンジャッシュ渡部が謝罪会見を行いました。
芸能人の浮気は当たり前なのか 謝っても許せない治らない浮気遺伝子
その答えは、人がもともと持っている性質、本質、つまりは遺伝子の問題に帰結します。
不倫願望は誰にでもある
「人がもともと持っている」と述べましたが、その正体はしてはいけないことへの欲求なのです。
どうしても抗えない衝動が誰にでもありますが、普段はもう一つの性分である「理性」によっておさえられ眠っています。
ところがある瞬間、そのようなタブーは破られることとなるのです。
人にとってタブーは破られるもの
それが如実に見て取れるのは昔の文献です。
身近なものだと説話や神話といったいわゆる昔話から読み解くことができます。
例えば、フロイトが人の深層心理は夢にあらわれると言ったように、人の本質的な欲求もまた別の媒体を通してあらわれるものなのです。
代々、人の口から伝わってきた口承文芸いわゆる口伝は、民間伝承で教訓や禁忌を周囲に知らせてきました。
説話に出てくる内容の多くは、例えば約束やく食べてよいもの悪いもの、結婚して子を宿していい相手など、守り続ければ健康でいられる教えなのです。
昔話のタブー破り
では、具体例をあげましょう。決してやってはいけないと言われたのに約束を守れない話です。
- 浦島太郎 決して開けてはいけない
- 鶴の恩返し 決してのぞいてはいけない
人のその本質はさらにはるか昔からも語られています。
- 古事記 決して振り返ってはいけない
日本だけではありません。
- アダムとイブの禁断の果実 決して口にしてはならない
これらはほんの一例ですので、あげれば枚挙にいとまがありません。
しかし、してはいけないことをしてしまう人間の本質は根深いということがわかるのではないでしょうか。
厄介な不倫の遺伝子
欲求に抗えない人の本質があることはわかりました。
しかし、何故、人は不倫だの浮気だのこうも欲求に抗えなくなったのか。
それは不倫の遺伝子が原因です。
不倫は連鎖する
少し昔、ねずみ講というマルチ商法詐欺が横行しました。
勧誘された者がまた勧誘する側となり、ねずみ算式に集団が膨れ上がっていくというものです。
不倫遺伝子はこれによく似ています。
不倫ばかりする人間と決して不倫はしない人間が一人ずついたとします。
不倫男はありとあらゆる所で子供を作りますが、真面目男は生涯一人の妻を愛し、その愛する妻一人との間にもうける子供だけ。
年月が過ぎ、後世になって不倫遺伝子と真面目遺伝子のどちらが多くなるかは明白です。
不倫は徹底的に糾弾される
これはわずかに残る真面目遺伝子のせめてもの抵抗なのです。
爆発的に増える不倫遺伝子に抵抗するせめてもの方法として、不倫が明るみに出た者に対しては徹底的に許さない姿勢を見せて何とか抑え込もうとするのです。
遺伝子がそうさせているのです。
最後に
以上、見てきたように人が誕生した時からタブーは破られてきたのです。
その積み重ねによって、いわば、ねずみ算式に不倫予備軍が増えてしまったのかもしれません。
記者会見などで可哀そうなくらい不倫した人がたたかれるのは、わずかに残っている真面目な遺伝子から生まれる人の理性が行わせた唯一の抵抗なのでしょう。
※追記
2020年11月、ナイナイの岡村さんが結婚されました。
不倫とはおよそ縁遠い方だと思いますが、ぜひとも幸せになっていただきたい。
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