学生時代から20年近く住んでいたマンションを出て、新しいマンションへ引っ越した時、そのデザインと充実した設備に驚きました。
モニター付きインターホンや追い炊き機能付きの浴室、友人に話すと「そんなものは今の時代当たり前だ」と笑われましたが、私とてこれから何年もお世話になるであろう新居を、何も考えずに決めたわけではありません。
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新しいマンション(アパート)を選ぶときに考慮すべき条件とは何か、率直に言ってしまえば第一に、
家賃が安いこと
これを大前提としてお話ししていきます。
つまり、考え方は単純で、これから出てくる条件を備えていて、なおかつ家賃が少しでも安いところがお勧めということです。
まずはステータスを得るための3つ
私のように20年以上同じマンションで生活していたら、引っ越し先のマンションがどこであれ大抵はステータス感を得られるのでしょうが、例えば、社会的地位や収入がアップしたら、よりステータス感の高い住居を求めて、マンションのグレードを上げていくのが一般的です。
ただし、このステータス感にこだわると、どうしても家賃が高くなってしまいます。
考え方としては、まずは今の自分に相応しいものを選択し、徐々にグレードを上げていくことがベストです
より高いステータスを得るためには自分自身のステータスを高めていく必要があるため、向上心を保ち続けることができます。
1、新築にこだわる
まだ誰も住んだことがない新しい部屋に住むということは、それだけで高いステータス感を得られます。
居抜き物件はどんなにきれいにリノベーションが施されていても、どこかに生活の痕跡を感じてしまうものです。
目に見える壁や天井は真っ白でも、壁紙の裏はカビだらけだったり、配管類は傷んですぐ水漏れが起きたりすることだって多々あります。
その点、新築なら風呂もトイレも台所も、全て自分が初めて使用者となるので、そのような心配は皆無です。
また、虫の発生する物件もよくあります。
マンションの高層階に住めば、ゴキブリも蚊も飛んでこないとよく耳にしますが、タワーマンションの20階に住んでいる人が、実は、「関係なく発生する」と言っていました。
私も経験上、害虫に関しては高層階よりもむしろ築年数を気にするべきだと考えます。
2、高層階にこだわる
タワーマンションの最上階とまではいかなくとも、高層階の部屋で見晴らしのいい景色を毎日眺められる部屋に住めたら、どんなに楽しいだろうと思います。
超高層マンションの最上階に住んでいる友人に聞いた話です。
夜景を見ながら酒を飲み、朝は直接入る日の光で目を覚ます。
人の目を気にしなくていいから窓にあるカーテンは滅多に閉めることがない。
ただ、良いことばかりではなく、頻繁に外出する用事がある日はエレベーターが億劫だし、地震があるとよく揺れる、一見静かなようで、風の音や遠くの音がうるさい日もある、とのこと。
高層階過ぎると悩みも多そうですが、ステータス感を得るには下層階よりも上層階です。
RC造にこだわる
これは建物構造に関する話です。
アパートまで含めれば、木造、鉄骨、RC造が代表的です。
マンションを選ぶときは断然RC造を選ぶべきです。
RC造は鉄筋コンクリートで、遮音性、防音性に優れ、耐火性、耐震性も兼ね備えています
木造、鉄骨はともに耐火性が弱く、耐用年数もRC造にお呼びません。
ただ、ここで特に言及しておきたいのは、やはり遮音性、防音性についてです。
共同住宅におけるトラブルの多くは近隣の生活音が原因です。
子供が多い家族が上に住んでいると、たとえRC造でも完全に無音というわけではありません。
それでも一定の遮音性が保たれることで、日々の暮らしが少しでも穏やかに過ごせるのであれば、RC造にこだわらなければなりません。
これだけは欲しい設備サービス5つ
マンションの設備サービスは住む人の志向や生活スタイルで、必要とするものは異なってきますが、長く住むことを考えると最低限これだけは是非考慮して頂きたいものです。
バス・トイレ別
学生時代はなんとなくホテルのゴージャスなイメージがあって、ユニットバスに憧れた時期もありましたが、断然別でなければなりません。
そもそもの使い勝手が悪いという理由ももちろんですが、湿度が高くなるので相当こまめに清掃しなければ、家で最も不衛生な場所になりがちです。
スリッパも便座シートもすぐにカビてしまいます。
シャワートイレ
便座洗浄機能、いわゆるウォシュレットです。
シャワートイレに慣れていない人は特に、他人が使用していたシャワートイレを使うことに抵抗を感じる人は多いものです。
しかし、新築ならその心配もなく、思う存分使用できるため、自宅にこれがあるのとないのとでは、トイレのステータス感も変わってきます。
また、シャワートイレは痔の人には必須ですし、トイレットペーパーの節約にもなります。
お風呂追い炊き機能
風呂を沸かすのにわずか20分です。
私の今までのマンションはユニットバスで、蛇口からお湯をバスタブへ直接入れておりました。
今時なかなかないよと笑われますが、手軽にお風呂が沸かせて追い炊きもできるのは、時間がない会社員には特に重宝されます。
インターネット設備
これがないマンションやアパートは、もはや目にしなくなってきました。
使用料無料で使い放題という物件の方が多いですが、中には別途料金をとっているところもあるようです。
気をつけねばならないのは、無料と書いてあっても、そもそも毎月の家賃に初めから加算されている場合もあるということです。
また、集合住宅に引き込まれたネット回線は、決まったデータ量を分岐させて使用しているので、もし住人全員が使用すると極端に重くなります
頻繁に動画視聴などをしたい人には不便に感じるかもしれません。
TVモニタ付きインターホン
しつこい訪問販売や不審者対策として、必ずあった方がいい機能です。
オートロックと併用して使用することで、知らない誰かが部屋の前まで来るということを防げます。
留守の間はインターホンを鳴らした相手を録画してくれるので、誰が来たのかも一目瞭然です。
新しい部屋自体の設備や機能性でステータスを上げるほかに、インテリアを充実させるという方法もあります。
例えば、デスクチェアーや観葉植物を部屋に置くことによって仕事や運気が向上することもあります。
最後に
まとめますと、マンションを決める上で大事なのは、ステータス感を高めてくれる条件と設備サービス条件です。
上記の条件が全て備わっており、家賃が自分の許容範囲であればベストです。
ちなみに、新築で機能も充実している物件は、その分光熱費が多くかかると誤解されがちですが、むしろ省エネ化が進んでおり、古い物件よりも安くなることもよくあります。
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家賃は駅からの距離といった立地にも大きく左右されますので、どこに住みたいかよく考えてから、次に条件を確認しましょう。
ちなみに私のマンションは上記条件を全て備えて、家賃62000円です。
駅から徒歩5分ですが、地方のド田舎と言えます。
今後は一人暮らしをターゲットにしたワンルームの建築が増加すると予想されますので、より一層良質を見極める目を心がけてください→コロナ禍の暑さ対策グッズ ワンルームの一人暮らしが増加する未来
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